よくあるご質問

パソコンボランティアって何をするのですか?

最終更新日:2007年12月13日

・パソコンボランティアとは
パソコンを始めたい、設定や接続ができない、操作方法がわからないなど、主に障がいを持つかたからの「SOS」に応えて、訪問サポートや講習会開催などの支援をボランティアで行なうのが「パソコンボランティア」活動です。

ナレッジふくいでは、パソコンボランティアを随時募集しています。

ひとことでパソコンサポートと言っても、それぞれの障がいの部位、症状によって対応は様々です。
しかし、決して高度な技術ばかりが必要なわけではありません。

あなたの時間とお力をちょっとだけお貸し下さい。

本当にパソコンを必要としながら、学ぶ機会に恵まれないかたやお手伝いを必要としているかたが、福井県にも大勢いらっしゃいます。

サポートの現場から 視覚編 
・スクリーンリーダー
画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)をパソコンにインストールすると、テキスト情報を読み上げてくれます。全盲のかたや強度の弱視のかたは画面情報を目で見て確認することができませんので、スクリーンリーダーによって読み上げられる「声」を聞いて、マウスを使うことなくキーボードのみ(ショートカットキー)でパソコンを操作します。スクリーンリーダーを使うこと以外は晴眼者とパソコン環境は同じです。

キーの配置は覚えていただく他ありませんが、その集中力、修得の早さには脱帽で、一週間で完璧にタッチタイピングをマスターされたかたもおいでです。しかし、一旦トラブルが発生すると当然ながら行き詰まってしまわれます。ひとりでパソコンに向かっている時に思いもよらぬ事態が発生すると・・・、だれしも経験がおありのことでしょう。
パソコンの状態や画面を説明していただければ電話でのサポートも可能ですが、視覚に障がいを持つかたは読み上げソフトの音声のみが頼りです。こちらも耳を澄まして電話の向こうの音声を手がかりにするほかありません。それが何らかの理由で発しない場合はもうお手挙げです。そんな時には「パソボラ出動」とあい成ります。しかし、導入直後のかたの大抵の場合は、マウスを1回クリックするだけで解決できることがほとんどです。そんな時にいつも思うことは「そのかたの近くに『目』になって下さる人がいれば・・・。」

私たちはGUI技術の進歩により様々な恩恵を受けてきました。しかし、逆にそれが障壁となっていた方々の存在を知ったときは、今まで何年もパソコンを使っていながら、それに気付かなかったことを何だかとても恥ずかしく感じました。また、とても便利なスクリーンリーダーですが、全てのOSの機能やアプリケーションソフトの操作をカバーできるわけでありません。せっかくパソコンを導入しても、どんなに学ぶ意欲があっても、私たちにとっては何でもない 操作以前の段階で挫折してしまうかたもおいでなのです。

・情報機器の活用と障がい者の「自立」
パソコンを利活用されている全盲のかたは大勢いらっしゃいますが、実際にご使用の様子を拝見すると、見事なキー操作にいつもながら感心してしまいます。中でも、机の上にはモニタはなくキーボードとスピーカーのみで情報を操る姿を拝見したときは、まさに目からうろこの思いでした。そのようなみなさんは「視覚障がい者が真に自立するためには情報機器の活用は必須」だと強くおっしゃいます。

就業すれば、諸連絡に各種書類の作成が必要になりますが、必要書類を作成しようにも一般社会では点字は通用しません。さまざまな書類の閲覧も必要になります。しかし、それらの文書はやはり墨字(点字に対して普通に書いたり印刷した文字)で書かれていますので、パソコンを修得する以前には、だれかに代筆や代読を依頼しないとならなかったそうです。ビジネス文書はともかく、誰しも友人や家族にも知られたくないようなプライバシーの領域もおありのことでしょう。が、そうせざるを得なかったのです。

しかし、情報機器を利用して墨字の文書を自分の手で「書いて読んだ」時は、既に就業はしていたものの、初めて本当の意味での「自立ができた」と思われたそうです。
郵便物や通帳もご自身で確認します。スキャナで読み取った情報をスクリーンリーダーで「見る」のです。ただ楽をするためでなく、生活に根ざしたOCR技術の活用には感動を覚えました。そして、果たして私自信はパソコンを本当に活用していると言えるのだろうか?とも・・。

・「閲覧できない」ホームページ
インターネットは情報の宝庫です。墨字の新聞が読めない視覚障がいの方々は、インターネットでニュースを見(聞き)ます。また、趣味や娯楽の情報収集や交流のためのツールとしても、ネットを大いに利活用されています。しかし、サポート活動を始めた当初は、「閲覧できない」ホームページがあまりにも多いことに驚きました。数年前までは、ほとんどのウェブサイトは読み上げに対応できていませんでした。
例えば、身近な情報である「天気予報」。お日さまや傘マークといった画像のみで表示されていることがほとんどで、読み上げると「image01.gif」・・、何がなんだか分かりません。せめて代替テキストを適用したり、一部でもテキストでの表示があればいいのにと、苦々しく思ったものです。
もちろん画像や動画を駆使したビジュアルな素晴らしいウェブサイトを否定する訳ではありません。障がいを持つかたにこそ提供すべき情報が掲載されている公共施設のホームページなどが「閲覧できない」では困りますし、複雑な構造になっていて「迷子」になったり、情報に「たどり着けない」ことは、双方にとってとても残念なことだと思います。

・情報のバリアフリー化、ユニバーサルデザイン化
ナレッジふくいでは、どんな人でも利用しやすいホームページが増えることを願って、
各種活動を行なってきました。

また、Web標準のサイト制作、検証のお手伝いも行なっていますので、お気軽にお問い合わせください。