ナレッジブログ

ボランティアPCサポート

「わいわい」パソコン勉強会 ボランティア募集!

最終更新日: 2012年8月 6日

6月より視覚障碍者の地域活動支援センター「わいわい」で、パソコン自主学習会がスタートしましたが、学習会を支援するボランティアが不足しています。

ボランティアとしてご協力していただける方は、ナレッジ事務所までご連絡ください。

・日時:毎月第3水曜日 13時~15時
※8月は第3水曜日は会場休館のため、22日(第4水曜日)に変更

・会場:地域活動支援センター「わいわい」
  福井県福井市光陽2丁目17番25号
  電話番号 0776-23-3344

お申し出、お問い合わせお待ちいたしております!

障害者サポートの実例2(肢体障害Hさんの場合)

最終更新日: 2008年8月 2日

ナレッジふくいの障害者サポートの中で、視覚の方の次に多いのが肢体の方を対象としたサポートです。障害の程度によりますが、下肢不自由の方はなかなかパソコン操作が難しく、それでも頑張っておられるHさんのサポートについてご紹介します。

Hさんのサポートは、妹さんがナレッジふくいの初心者サークルにいらっしゃるようになって、ご相談を受けたことから始まりました。
はじめは停電によるインターネットの再設定がサポート依頼でしたが、その際にご本人が自分史作りをされていることをサポーターが聞き、この作成にご協力することになりました。その後、下記のとおりサポート依頼ありました。
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一太郎を使って原稿を作成しているのですが、行間が詰まり、重なって表示されることでサポート依頼があり。
ESCからメニューより、書式設定で調整。
行間を広げてみると、空白行があり、これを削除。再度もとの行間に戻し、表示も正常となり、解決したと思います。
DOS版一太郎のメニュー方式で、ツールバーが出てこないので、少しとまどいました。
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このあと、原稿作成のためにキーボードを足指で操作される様子を見ている中で、サポーターが自主的に下記の環境づくりを思いつき、対応された例が下記のとおりです。
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マウスの滑りが悪いので、裏へ高密度ポリエチレンテープを貼りました。
キーボードを床に置き、足指で操作されるので、ホコリがたまりやすく、不潔になりがちでしたので、余分に手持ちのフレキシブルキーボード(注意すれば水洗い可能)を勧めました。台が必要でしたので180mm対して20mmの傾斜の木の台を作りこの上で使いました。USBハブは手持ちの1.1の物を流用しました。
更に20mmの傾斜を希望されます。本等を置けば済むことですが、適切な台になる物を探し、対策予定しています。
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人口足爪をつけて、キーボード台に乗せたキーボードを器用に操作する様子
この時のキーボード台は、妹さんの発案で滑り止めを付け、このようにして使っていらっしゃいます。
(人口足爪をつけて、キーボード台に乗せたキーボードを器用に操作する様子)

そして、Hさんの努力とサポーターの手伝いにより、自分史は完成されました。
完成された自分史『おふくろ 命をありがとう』の表紙
(完成された自分史『おふくろ 命をありがとう』の表紙)

その中から前文をご紹介します。

巻頭に添えて
お袋へ
俺を生んでくれてありがとう
お袋、足の具合はどうだ。
早く良くなって帰ってこい。
面と向かってはなかなか言えないが、お袋の思考力がしっかりしているうちに言う。
俺 発病して以来63年、お袋の人生の3分の2以上、「旅行していても、友達と談笑していても、頭のどこかにお兄ちゃんのこと引っ掛かっていて、心から笑ったことが無かった」と言っていた。
しかし、欲を言えば切が無いが俺は俺なり、はる婆や親父、お袋や健一・不至子達の
お陰で十分に幸せだったと思っている。
健常者には取るに足らない些細なことにも、不虞故に喜びを見つけられ、楽しみを味わうことも出来た。
お袋は俺が発病したのは自分のせいだと思い、痛い足を引きずりながら精一杯俺の世話をしてくれた。
それに甘えて阿保・馬鹿だと言いたい放題の悪態を吐き、こき使ってきたがごめんなさい。
此れからなるべく、やれることは自分でやる。
最後に、他人から見れば取るに足らない命かもしれないが、俺を生んでくれてありがとう。

この自分史は、257ページの大作で完成されました。

もともと、歌謡曲風の作詞をするのがお好きなHさんは、今は作詞活動をされています。
若い頃からの作品は、すべてデーター化されていらっしゃいました。
今回は下記のサポート依頼があり対応していました。

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1.送信側の故障か受信の方が悪いのか、新しいキーボードが動きません。それに足の指  が引っかかり、押し込みボタンがはがれてしまいました。
2.お陰様で一太郎は仮名や漢字が使えるようになりましたが、メールはまだ仮名も漢字も使えません。
3.なぜか一太郎の株関連ファイルのデーターが3-4年も前のものにタイムスリップしました。この間少なくとも100回くらいは上書きしているはずですが、現在の最新 データーに戻すのは無理ですか。
4.余計なボタンに触れては上に出ている文字変換バーの表示がなくなり、仮名も漢字も  出てこないことがたびたびあります。バーの呼び出し方ををお教えください。
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指の引っかかり対策に、添付写真のような親指キャップ(人口足爪)を作ってみました。

これがその人工足爪
(これがその人工足爪の写真です)

Bluetoothキーボードは電池切れが早いので交換しました。
以前に保存したファイル名が分かっていれば、読み出せると思いますが、何かの拍子で自動でバックアップされたファイルを開き、修復させるとおかしな事になるかも知れないので、オフィス8をインストールして、一太郎2006を使用することにしました。
漢字変換バーは、下の方のタスクバーかタスクトレイに入ってしまったので、これも復旧しました。
フォルダを作ってよく使うファイルを整理し、わかりやすくしました。

サポートしている様子
(サポートしている様子)

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人口足爪の効果はよかったようで、下記のようなうれしいメールもいただけました。
>  人工足爪は快適です。
>  隣のボタンを一緒に打つ失敗がほとんどなくなり、打ち込み時間が大きく短縮されました。
>  ほんとうに有り難うございました。

人口足爪の材料1組の写真
(これが人口足爪の材料1組の写真です。)
ナレッジふくいの事務所にがありますので、ご覧なることができます。
(人口足爪の作り方)
①キャップの先端は木ねじで止める
②ホットメルトで角度をつける
③センターに印線をつけ、先端部がわかるようにする。

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また、電源のON/OFFを容易にするために、手元操作スイッチも考案。本体に手を伸ばさなくてもスイッチを操作できるようにしました。

手元スイッチの写真
(手元スイッチの写真)

10年位前から車椅子になり、最近は外出も少なくなられたHさん。リハビリも家の中でされていらっしゃるそうです。
なかなか出かけられないため、メールのやり取りできるメル友を募集されています。
これをご覧になった方、よければナレッジふくい事務局までご連絡ください。info@knowledge-f.jp
追ってご連絡先をお教えします。

障害者サポートの実例(視覚障害者Yさんの場合)

最終更新日: 2008年7月 1日

ナレッジふくいの大きな活動の一つに障害者訪問サポートが上げられます。
これは移動したりできない障害を持つ方のご自宅など(訪問先も含む)に出かけて普段のパソコンを使用するご様子を聞きながら、障害者の方の使いやすいパソコン環境作りにご協力することです。

では、視覚障碍をお持ちのY・Yさんのサポートの経過を紹介します。
Y・Yさんは小学生時代は元気なお子さんでしたが、その後視力を失われました。
社会福祉協議会さんからのご紹介で事務所に見えたときは、全くパソコンは使えない上に見知らぬ事務所への訪問もあってか、足元もおぼつかない状態でした。

そこで、まずはスクリーンリーダーと日本語変換ソフトをナレッジふくいを介して購入され、少しずつタイピングの練習から始めていただくことになりました。
ですが、自営をされている忙しいご家族の中で、一人地味なタイピング練習は大変なことでした。
その後、下記の問題でサポート依頼がありました。
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状況:インターネットエクスプローラで、シフトキー押すも、読上げない。
環境:ValueStar VL500/3(WinXPのマルチメディアPC)、メモリ1Gに増設済み。シフトキーは、VDMW300に添付のAOKメニューのキー入力練習等で見ても異常なし。しかし、自動起動でマルチメディアキーボードと驚速メモリーが最初に走る。また、IEは、7になっているが、6の時から読上げないとのこと。窓の手があったので、自動起動を止めても変わらず。USBキーボード認識時、異常有り。
対応:クリーンインストール後、ソフトを1つ1つインストールして確認していく手もあったが、ご本人がキーボード操作が難しいこともあり、NewsToSpeechを利用し、IEは使用しないことに。
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その後1年前くらいから、福井県立盲学校の教育相談の中で、週に1回2時間程度、専用キーボードを使った6点入力(点字)によるタイピング練習と身体を動かす体操や指先を使うピアノ練習もされていらっしゃいます。
その間、先のサポートをしたサポーターの発案で、ゲーム機のコントローラーを加工したジョイスティックを制作利用(Joy To keyソフトを使用)。レバーとボタンで操作するようになっており、わかりやすくするために絶縁ねじ込みコネクターを使った突起物がつけてあります。

ゲーム機のコントローラーを加工したジョイスティック
(ゲーム機のコントローラーを加工したジョイスティック)

その後、6点入力の練習をタイプライターからいよいよキーボードに移行するために、キーガードを使っての入力練習に入ります。そこで今度は通常のキーガードに6点入力部分だけをわかりやすくしたキーガードを考案、制作。テンキーやファンクションキーなどの位置がわかりやすくするためにジョイスティックと同じ突起物を付けてあります。

6点入力部分だけをわかりやすくしたキーガード
(6点入力部分だけをわかりやすくしたキーガード)

そして今回、YちゃんがVistaパソコンを購入されたのを機会に、スクリーンリーダーをVDMW300からVDMW500にバージョンアップされ、設定を盲学校にて行ないました。
東芝のDynabookは元々あるナレーター機能があり、なかなか止まらないというアクシデントがありましたが、設定は無事終了。ただし、フリーソフトのNewsToSpeechはVista対応になっていないため使えないことがわかり、今後別の方法を考えることになりました。
また、キーガードだけでは指先に力が無くうまく6点を入力できないため、手のひらから固定できるハンドレスとも制作。これから試用となります。

コネクターを付け直すサポーター
(コネクターを付け直すサポーター)

そこでYちゃんにいくつか質問してみました。
Q:パソコンを使えるようになっていかがですか?
A:とても毎日楽しいです。
Q:パソコンで何が一番使えてよかったですか?
A: NewsToSpeechを使ってインターネットの検索をしたり、お気に入りのサイトを見に行くことです。
Q:携帯を使ってのメールもされるとか…いかがですか?
A:お友達とメールのやり取りができるようになったのが嬉しいです。
この後、もっとパソコンボランティアにお願いしたいことややりたいことをお尋ねしましたが、今は思いつかないご様子でした(*^_^*)

お友達にメールが打てるようになったところを見せてくれるYちゃん
(お友達にメールが打てるようになったところを見せてくれるYちゃん)

指導の先生とサポーターといっしょに練習風景その1
(指導の先生とサポーターといっしょに練習風景その1)

盲学校の前田先生は、現在キーボードを使って文字入力ができることが目標で、その後のことはご本人次第です。将来何かにつながればいいですねと仰っていました。
また、サポーターの木下さんも、ご自分の気持ちを文字にして人に伝えられるようになることは、Yさんにとって今大切なことだから支援していますと語っていました。前田先生もナレッジふくいに所属していたこともあり、お二人の連携がとりやすかったことも今回のサポートではプラスになったようです。

指導の先生とサポーターといっしょに練習風景その2
(指導の先生とサポーターといっしょに練習風景その2)

以前事務所に見えたときに比べて格段に明るくお元気になられていたYちゃん。
元気に学校の中を歩く姿はとても生き生きとしていらっしゃいました。
盲学校に毎週送り迎えをされているお母様も大変喜ばれていらして、盲学校の先生のお力とサポーターにとても感謝の言葉をいただきました。

ボランティアPCサポートのワークフロー

最終更新日: 2005年6月 2日

ボランティアでの個別サポートについて, 依頼を受けてから実施されるまでの流れを説明します。

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ボランティアPCサポート

最終更新日: 2005年5月21日

ナレッジふくいでは、 パソコンや特殊入力機器購入の相談、トラブル解決のサポートなどを受け付けています。中でも このページでは、ボランティアによるパソコンサポート活動について説明します。

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